米パイプライン攻撃の身代金、大半を取り返す 2億円超

米コロニアルパイプラインの貯蔵タンク=東部メリーランド州(ロイター)
米コロニアルパイプラインの貯蔵タンク=東部メリーランド州(ロイター)

米司法省は7日、米最大級のパイプラインにサイバー攻撃を仕掛けて一時的に操業停止に追い込み、暗号資産(仮想通貨)のビットコインで「身代金」を奪ったロシア系のハッカー集団から「大半を取り戻した」と発表した。西部カリフォルニア州の連邦地裁に提出した文書によると、約230万ドル(約2億5千万円)相当を差し押さえた。

モナコ司法副長官は7日の記者会見で、機密データを人質に取って金銭を要求する「ランサムウエア」は「国家安全保障、経済安保にとって脅威だ」と指摘。「あらゆる手段を用いて(ハッカーの)ネットワークを寸断する」と述べた。

攻撃を受けたパイプラインの運営会社コロニアルパイプラインは5月、75ビットコインをハッカー集団「ダークサイド」に支払い、司法省が取り戻したのは63・7ビットコイン。支払った当時は75ビットコインは約440万ドル相当だったが、ビットコイン価格は下落を続けている。

今回の身代金回収は司法省に新たに設置されたランサムウエア専門のタスクフォースによる初めての作戦だった。(共同)