埼玉・所沢に新たな集客拠点 文化施設と物産館が連携

連絡橋でつながっている大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」(右)と観光情報・物産館「YOT―TOKO」=埼玉県所沢市(兼松康撮影)
連絡橋でつながっている大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」(右)と観光情報・物産館「YOT―TOKO」=埼玉県所沢市(兼松康撮影)

出版大手のKADOKAWAが運営する大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」が立地する埼玉県所沢市の一角が、新たな集客拠点として存在感を示しつつある。市は、サクラタウンの隣接地に観光情報・物産館「YOT―TOKO(よっとこ)」を開設、2つの施設の回遊性向上を図っており、新型コロナウイルス感染収束後のインバウンド(訪日外国人客)需要にも期待を寄せる。

住宅地が一変

このエリアは、市の中心地である西武池袋線・新宿線の所沢駅周辺から東へ約4キロ離れた場所に位置する。近辺は住宅地で大きな施設はなかったが、サクラタウン(所沢市東所沢和田)が昨年11月に全面開業、次いで先月29日にYOT―TOKO(所沢市松郷)がオープンし、人の流れは変わりつつあるようだ。

YOT―TOKOの宮本優(すぐる)館長は「コロナ禍の中ではあったが、オープン初日は予想を上回る人出。翌日も同様で、終日、入場制限をかけたほど」と話す。

施設は、乗用車131台、大型バス4台が停車できる駐車場を備え、狭山茶をはじめとする特産品の販売や、能面などの伝統工芸品の展示を行っている。地元の食材を生かした「地粉(じごな)」をテーマとしたカフェや、所沢市に加えて近隣の地域の観光情報を案内するコーナーも設けた。