米英の政府機関サイトが閲覧障害 日本の環境省も

【ロンドン=板東和正】欧米や日本のメディア、政府機関、ネット通販大手などのウェブサイトが日本時間8日午後7時頃から一時、つながりにくい状態になり、閲覧ができない障害が世界的に発生した。英BBC放送(電子版)などによると米ホワイトハウスや英政府のサイトが一時的にダウン。ウェブサイトの運営に関与している米クラウドサービス提供会社、ファストリーが関連した障害の可能性があるとみられる。

ロイター通信によると、米国のCNNテレビ、ニューヨーク・タイムズ紙、ブルームバーグ通信などの主要メディアのほか米インターネット通販大手アマゾン・コムなどのサイトやアプリで障害が発生。英国でも、フィナンシャル・タイムズ紙、ガーディアン紙で障害が起きた。

日本でも、環境省や金融庁のほか、日本経済新聞社や読売新聞社などのサイトで一時、アクセスしにくい状態になった。

ファストリーは8日、自社システムに障害が発生したと表明。同社はシステムの復旧作業を終え、一部サイトはすでに閲覧できる状態に戻っている。

システムに障害が発生した要因は調査中だが、ガーディアンは、サイバー攻撃が要因であることを示す証拠はないと指摘した。

ファストリーはウェブ情報を短時間で表示できるようにするサービスを提供。サイトの閲覧ができなくなった企業などは、同社のサービスを利用しているとみられる。