貸出残高、2カ月連続減少 5月、大企業で返済の動き

東京都中央区の日本銀行本店(川口良介撮影)
東京都中央区の日本銀行本店(川口良介撮影)

日銀が8日発表した5月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行と信用金庫を合わせた月中平均の貸出残高は578兆3662億円と、2カ月連続で前月を下回った。大企業の一部で新型コロナウイルス感染拡大に伴い予防的に確保していた資金を返済する動きが出た。前年同月比では2・9%増で、高水準が続いている。

国内銀行は2・2%増の501兆9543億円。大手銀などの「都銀等」が0・2%増の232兆1833億円、地方銀行と第二地方銀行の合計は4・0%増の269兆7710億円だった。

都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は8・0%増の833兆4935億円だった。外出自粛で個人消費が抑制されたことが背景にある。

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