ペルー大統領選、横一線に 日系ケイコ氏、左派と大接戦

6日、ペルーの首都リマ中心部で激しい口論を繰り広げるフジモリ氏支持者(右)とカスティジョ氏支持者(共同)
6日、ペルーの首都リマ中心部で激しい口論を繰り広げるフジモリ氏支持者(右)とカスティジョ氏支持者(共同)

【ニューヨーク=平田雄介】南米ペルーで6日、大統領選決選投票の投開票が行われた。選挙管理当局の7日までの中間集計(開票率約91%)によると、アルベルト・フジモリ元大統領(82)の長女で中道右派の日系3世、ケイコ・フジモリ氏(46)が得票率50・1%、小学校教師で急進左派のペドロ・カスティジョ氏(51)が同49・9%となり、ほぼ横一線に並んだ。ケイコ氏は3度目の出馬で、勝利すれば同国初の女性大統領となる。

4月11日の第1回投票で首位に立ったカスティジョ氏が優勢とみられたが、態度未定の有権者が投票先を決めるにつれてケイコ氏が追い上げた。マルクス主義を信奉し、キューバやベネズエラなど反米左派政権への共感を示すカスティジョ氏への警戒が広がったとみられている。

選挙戦でケイコ氏は、左翼ゲリラを壊滅状態に追い込んだ父、フジモリ元大統領の後継者として「強い指導者」をアピールする一方、格差是正に理解を示し「救済者」を演出した。

ケイコ氏が0・24ポイント差で敗れた前回2016年大統領選は、海外在住の有権者の票の集計や疑問票の精査を経て勝敗が判明するまで4日間を要した。

今回も大接戦のため、開票作業に時間がかかる可能性がある。両氏は「公式結果を待つ」としている。