「フィリピン人ゴルファーに歴史的なタイトル」「われわれのヒーローだ」―。女子ゴルフの笹生優花の出生地で母親の故郷フィリピンでは7日、地元テレビや新聞が相次いで全米女子オープン選手権での優勝を速報し、ゴルフ関係者はフィリピンを代表して出場した快挙に歓喜した。
笹生と交流のあるフィリピンのゴルフ協会幹部は「フィリピン人としてうれしく誇りに思う。若手ゴルファーにとってのお手本的な存在だ」と喜んだ。
民放ABS―CBNは「歴史だ!」と評価。CNNフィリピンは「19歳の新鋭が畑岡奈紗とのプレーオフを制した」と伝えた。
同幹部らによると、笹生はフィリピンで生まれて4歳で日本に渡った。小学2年で戻ったフィリピンを拠点にジュニア大会で活躍し、2018年アジア大会は同国代表として個人と団体で金メダルを獲得した。(共同)