群馬県がワクチン廃棄ゼロへキャンセルバンク検討

新型コロナウイルスワクチン接種をめぐり、群馬県は7日、県営の2カ所の大規模接種会場で急な予約キャンセルなどで生じる余剰ワクチンを有効活用できるよう、あらかじめ登録した人に接種を行う「キャンセルバンク」の導入に向けて前向きな検討に入ったと明らかにした。

県は東毛ワクチン接種センター(太田市)と、今月下旬に開設予定の県央ワクチン接種センター(高崎市、仮称)の2カ所で米モデルナ製ワクチンを使った大規模接種を実施。ただ、事前予約制のため、急な体調不良で接種を断念したり、何らかの理由でキャンセルが出る場合がある。

東毛センターでは5月24日~6月3日に接種を申し込んだのが2350人で、このうち2337人が接種し、キャンセルは13人あった。余剰ワクチンは廃棄せずに、センター運営に当たる医療従事者らに振り向け、無駄にならないよう工夫してきたという。

県は今後、キャンセルバンク導入を検討。キャンセルが出れば、事前登録した「協力者」にセンターから連絡。当日中に来訪してもらって接種を行う流れを想定する。県央センターの立ち上げまでに仕組み作りを急ぎ、ワクチン廃棄ゼロを目指す。