中国、5月の輸出は27・9%増 資源高の影響で輸入は51・1%増に

中国山東省の青島港に積まれたコンテナ=5月(共同)
中国山東省の青島港に積まれたコンテナ=5月(共同)

【上海=三塚聖平】中国税関総署が7日発表した5月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同月比27・9%増の2639億ドル(約29兆円)だった。4月の伸び率(32・3%)からはやや鈍化したものの、新型コロナウイルスの世界的な流行による影響を強く受けた前年の反動に加え、景気回復が進む欧米向けなど外需の回復に支えられて大幅増を維持した。

一方、輸入は51・1%増の2183億ドルだった。資源価格の高騰が全体を押し上げたとみられる。中国国内で生産活動の活発化が続いていることも反映した。輸出と輸入を合わせた輸出入総額は37・4%増の4823億ドルだった。

1~5月の輸出は前年同期比40・2%増だった。品目別では自動車などの伸びが目立つ。国・地域別では、米国や欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)などが好調を保っている。

同時期の輸入は、35・6%増で、品目別では資源や穀物関連が目立つ。中国経済はコロナ禍を受けた落ち込みから回復傾向が続いているものの、資源価格の高騰が企業経営を圧迫しつつあるため、中国当局は警戒を強めている。