大豪族である蘇我氏の血もひく皇子、皇女を父母として、聖徳太子は何不自由ない少年時代を過ごした。31代用明(ようめい)天皇となる父は、聡明(そうめい)なわが子にことのほか目をかけたことを、日本書紀は強調している。
疫病で一変、乱れる世に
〈父の天皇は太子を愛されて、宮の南の上殿(うえのみや)に住まわせられた〉
大豪族である蘇我氏の血もひく皇子、皇女を父母として、聖徳太子は何不自由ない少年時代を過ごした。31代用明(ようめい)天皇となる父は、聡明(そうめい)なわが子にことのほか目をかけたことを、日本書紀は強調している。
〈父の天皇は太子を愛されて、宮の南の上殿(うえのみや)に住まわせられた〉