第92期ヒューリック杯棋聖戦

渡辺三冠の先手で開始 戦型は相掛かり 第1局

対局に臨む藤井聡太棋聖(右)と渡辺明三冠=6日午前9時3分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月
対局に臨む藤井聡太棋聖(右)と渡辺明三冠=6日午前9時3分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月

将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=に現役最強とされる渡辺明三冠(37)=名人・棋王・王将=が挑戦する第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催、ヒューリック特別協賛)の第1局が6日午前9時、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月で始まった。

午前8時43分、渡辺三冠が対局室に姿を見せた。緑色の和服で、挑戦者ではあるが、名人という第一人者の品格が出るような仕立てという。

その4分後、初の防衛戦となる藤井棋聖が登場。タイトル初挑戦となった昨年の第1局はスーツ姿で臨んだ藤井棋聖だが、この日のために新調した和服で入室した。藍色の和服で、若いタイトルホルダーでありながら、格も持たせるようにという。

お互いに一礼し、同ホテルが用意した将棋盤に駒を交互に並べた。記録係・渡辺和史四段が藤井棋聖の振り歩先で振り駒を行い、歩5枚のうち、と金が3枚出て、渡辺三冠の先手に決まった。

対局開始まで、お互いに目を閉じて精神を集中させるなど対局室には静寂が流れた。午前9時になり、正立会人の島朗(あきら)九段が「定刻になりました」と告げ、対局が始まった。

先手となった渡辺三冠はすぐには指さず、1分ほど考えた末に飛車先の歩を伸ばした。対する藤井棋聖は、ルーチンのお茶を一口飲み、やはり飛車先の歩を突いた。戦型は相掛かりとなった。

持ち時間各4時間の1日指し切り制。同日夜には終局する見通し。

将棋 棋譜再現(Windows版のみ)

■棋聖戦記念の扇子販売 藤井棋聖・渡辺名人の揮毫入り

■藤井棋聖・渡辺名人の直筆サイン入り オリジナルポスターをプレゼント