【書評】『人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語 『東北食べる通信』より』高橋博之監修 - 産経ニュース

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書評

『人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語 『東北食べる通信』より』高橋博之監修

平成25年7月の創刊以来、東北各地の農家、漁業者らを取材。その思いを発信し続ける月刊誌「東北食べる通信」から20編の記事を、生産者の写真、レシピなどとともに収録している。

生産者には、それぞれの哲学と歩みがある。おいしいサトイモのルーツが、祖母が自家用に育てていた在来種であるといった物語は、その土地でしか育めない。

ハタハタの資源回復のため、「死ねといわれるに等しい」3年間の禁漁を選んだ秋田県の漁師たち。解禁後、大ぶりで卵が入ったメスばかり値段が付く市場への怒りは、消費者にも向けられている。(オレンジページ・2530円)