「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記

藤浪を正真正銘のセットアッパーに! それが山口俊を獲得する巨人への喫緊の対抗策だ

最後の打者を外野フライに打ち取った阪神・藤浪晋太郎=甲子園球場(撮影・中島信生)
最後の打者を外野フライに打ち取った阪神・藤浪晋太郎=甲子園球場(撮影・中島信生)

藤浪を〝正真正銘〟のセットアッパーに育てるべき! それが矢野燿大(あきひろ)監督(52)の巨人撃退のV戦略にもなるはずです。阪神は岩崎優投手(29)が不調に陥るや、4日に1軍登録を抹消。藤浪晋太郎投手(27)を昇格させ、同日のソフトバンク戦(甲子園)では5点リードの九回1イニングに投入しました。「藤浪をリリーフで使え」というチーム周辺の大合唱に応えた形ですが、求められるのは僅差のリードの終盤戦に「ピッチャー藤浪」とコールできるような信頼関係です。ライバル巨人は【鬼筆のスポ魂=産経新聞4月10日付】で書いた通り、米大リーグ・ジャイアンツ傘下3Aの山口俊投手(33)を獲得。陣容を再整備する巨人に対抗しうる新たな起爆剤は藤浪-スアレスの「シン勝利の方程式」形成では。ガンバレ藤浪!ですね。

避けなければならない「●の連鎖」

まるでオセロゲームだ…なんて声が飛び交っていますね。阪神は5月14日の巨人戦(甲子園)から〇●〇●〇●〇…が続く珍しい状況(6月4日時点)です。この間、新型コロナウイルス感染者の出た広島3連戦(マツダ)が延期となり、試合から4日間も遠ざかった時期もあったのですが、5月中旬から貯金はほとんど増えていませんね。

「貯金が増えなくても、勝率5割で貯金16(52試合消化時点で33勝17敗2分け)をキープしたままなのだから、何ら問題はない。長いペナントレースでは、こうした時期もあるよ」という阪神OBもいれば、「開幕から順調に勝っていったけど、ここにきてチームのバランスが崩れてきている。特にリリーフ陣が苦しくなったことが、オセロゲームの原因だ」という阪神OBもいます。

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