東南アとEUが航空協定、旅行需要と経済連携を強化

東南アジア諸国連合(ASEAN)と欧州連合(EU)は4日、航空機の発着枠の拡大を目指す包括的航空協定の締結で合意したと発表した。新型コロナウイルス感染症の大流行で落ち込んだ旅行需要の回復を後押しするとともに、両地域の貿易や投資の結びつきを強化する。

ASEANとEUによると、地域共同体間の航空協定の合意は初めて。ASEANとEUの加盟国計37カ国に適用される。

協定内容は、航空会社は旅客機の場合、どの空港へも1週間に14回就航できる。また貨物機の場合は原則、就航に制限をなくす。

今後、各国の手続きなどを経て正式に発効する。ただ発着枠に余裕がない空港もあり、実際に目算通りに進むかは不明だ。(共同)

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