英、ワクチン開発「100日に短縮」 G7保健相会合

4日、英オックスフォードで開かれたG7保健相会合の各国出席者(ロイター)
4日、英オックスフォードで開かれたG7保健相会合の各国出席者(ロイター)

【ロンドン=板東和正】英政府は3日、英南部オックスフォードで開幕した先進7カ国(G7)保健相会合で、感染症のワクチン開発や治療法の確立にかかる期間を100日に短縮する自国目標を表明した。会合は4日まで対面形式で行われ、英政府は目標実現のため加盟国に協力を呼びかけるとみられる。

加盟国の代表と製薬企業の幹部らは会合初日の3日に開催された夕食会で、新型コロナウイルスの感染を踏まえ、将来のパンデミック(世界的大流行)への対応について議論した。議長国の英国は、協議を受けて感染症への診断法や治療法の確立、ワクチン開発にかかる時間を100日に短縮する目標を表明。官民一体で取り組む方針を示した。

新型コロナをめぐっては中国湖北省武漢市で原因不明の肺炎の集団発生が2019年12月に覚知されてから、開発で先行していた米製薬大手ファイザーのワクチン有効性が90%以上に上ったとする臨床試験(治験)結果が公表されるまで300日以上かかっていた。

G7保健相会合では、ワクチンの実用化を早めるため、各国の治験データを共有する取り組みなどについても協議。4日に共同声明を発表し、11~13日のG7首脳会議(サミット)の議論に反映する。

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