夏はアロハに衣替え 和歌山・白浜町、自主購入で

思い思いのデザインのアロハシャツで業務に励む和歌山県白浜町観光課の職員ら=町役場
思い思いのデザインのアロハシャツで業務に励む和歌山県白浜町観光課の職員ら=町役場

観光客が増える夏季に南国ムードを盛り上げようと、和歌山県の白浜町職員が今月、アロハシャツに衣替えした。37年前から続く夏恒例の取り組み。当初はデザインを決めて貸与していたが、23年前からは職員が自主購入し、一人一人個性あるデザインを選択。地味すぎず派手すぎないものにしたり、アロハシャツらしく見える開襟のものを選ぶなど、それぞれが工夫している。着用期間は9月30日まで。

町によると、昭和57年に「南国白浜のイメージにふさわしいシャツを着用してはどうか」という声があがり、58年に2種類のデザインを製作。59年から貸与が始まった。

だが、経費節減から職員への貸与はバブル崩壊後の平成9年で終了し、10年から職員が好きなデザインのアロハシャツを自主購入するようになった。期間は6月1日から8月末までだったが、21年から9月末までに延びた。

旗振り役の町観光課では、思い思いのカラフルなデザインのシャツ姿で職員が業務に励む。アロハシャツは一般衣料品店でそれほど多くの種類が販売されていないが、観光商工係長の孫入(そんにゅう)正行さん(46)は「店に行けば、意識して探すので1、2着は見つかる」と話す。購入のポイントは「地味すぎるのも、派手すぎるのもよくない」ということで、職場で身に着けるのにふさわしいデザインを選ぶという。

別の男性職員(48)は、えりがボタンダウンでも華やかな柄がついたシャツも市販されているが、「(アロハシャツらしい)開襟のものを選ぶ」という。

インターネットで好みのアロハシャツを購入している職員や、妻に任せているという職員も。

町は期間中、アロハシャツの着用を商工・観光団体やJR白浜駅、地元銀行、郵便局などにも呼びかけている。寺脇孝男・観光課長は「アロハシャツはおもてなしの意味。コロナ禍で積極的な誘客は難しいが、コロナ収束後にはぜひとも白浜に来ていただきたい」と話している。

(張英壽)