ホテル死傷「風俗業いなくていい」逮捕の少年、凶器は昨年購入(2/2ページ) - 産経ニュース

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ホテル死傷「風俗業いなくていい」逮捕の少年、凶器は昨年購入

女性に動画撮影を打診して断られた少年は、持っていた包丁でめった刺しにした。女性は約70カ所も刺され、致命傷となった胸の傷は深さ約18センチに達していたという。「気が小さいのかもしれない」。捜査関係者は少年の性格についてこう推察する。

少年の親族や知人らも、おとなしい性格だと口をそろえる。ただ、近年は感情面や環境面に変化が生じていたとみられる。

異変が生じたのは、高校入学後。周囲には「いじめに遭った」と告白していた。いわゆる「陰口」の類いだったとされ、次第にクラスで孤立し、そのころから感情の起伏が激しくなったという。退学して通信制に編入、卒業。その後は就職した高齢者施設でもなじめず、上司から病院への受診を打診されるなどし、辞めた。

捜査関係者によると、その頃から、動機につながる殺人の動画を見るようになった。さらには今回の凶器の包丁や逃走に使ったバイクをネットで購入してそろえるなど、犯行の機会をうかがっていたとみられる。

今年に入ってからは、工場の就職先を見つけたが、先輩からモノを投げられるトラブルがあり、すぐに辞めた。周囲は、少年の将来を心配していたが、次第に友人らとも会う機会が減り自室でゲームに没頭するなどしていたという。

最近は再び工場に就職先を見つけたと親族らに話していたが、噓で、事件当日も出勤するふりをして現場に向かったとみられる。捜査本部は今後、少年が事件に至った背景などを詳しく調べる。