鹿児島野菜を新幹線で輸送 JR九州が博多駅でマルシェ

鹿児島県で朝採れた野菜などが並んだ「つばめマルシェ」
鹿児島県で朝採れた野菜などが並んだ「つばめマルシェ」

JR九州は2日、九州新幹線を活用して荷物を輸送する貨客混載事業で、鹿児島県で朝採れた野菜などを福岡市博多区の博多駅で販売する「つばめマルシェ」を開き、買い物客らがみずみずしい野菜や鮮魚を手に笑顔をみせた。

博多-鹿児島中央(鹿児島市)を最速2時間40分で運ぶ。高速輸送の利点を生かし、会場には、鮮度がおいしさに直結するスイートコーンやフルーツトマトなどの野菜のほか、生乳で作られたチーズ、早朝に水揚げされたアオダイなどの魚が並んだ。3日も午後3時半から同7時まで博多駅在来線中央改札口前に開設する。

JR九州の貨客混載事業は5月18日に本格スタートした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄道の乗客が減少する中、速達性や安定性に強みを持つ列車物流を、新たな収益源にすることを目指す。協業する物流大手の佐川急便が集めた荷物に加えて、駅の窓口で個人や法人から荷物を預かり、新幹線で輸送するサービス「はやっ!便」も開始。食料品のほか、書類や電子部品なども受け付けており、JR九州は「急ぎの荷物輸送に広く活用してほしい」としている。

マルシェは、事業の認知度向上を目指して不定期で開く予定で、「はやっ!便」のホームページなどで開催日を周知する。「つばめマルシェ」の公式インスタグラムでは、生産者のこだわりや栽培の裏話を発信し、沿線の活性化につなげる。(一居真由子)

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