ワクチン加速 群馬・山本知事、疾患ない人も同時並行

群馬県の山本一太知事は2日、新型コロナウイルスワクチン接種の加速化に向け、基礎疾患を持つ人と疾患のない人の接種を同時並行で進める方針を明らかにした。社会生活に必要な「エッセンシャルワーカー」への接種に早期着手する考えも表明。2カ所の県営大規模接種会場をフル稼働させウイルス封じ込めを目指すと強調した。

同日の群馬県議会一般質問の答弁で示した。

政府は7月末までの65歳以上の高齢者の接種完了を目指す。次いで64歳以下の一般接種では、そのうち①基礎疾患のある人②高齢者施設の従事者などを優先対象とする。ただ、基礎疾患の有無は自己申告で人数も把握できていないため、田村憲久厚生労働相が疾患のある人とない人を同時並行で行う考えを示していた。

これを受けて山本知事は県でも同時並行で進める方針を示した上で、「確保した医療人材とワクチンを最大限に有効活用したい」と語った。

7月末までの高齢者接種完了を前提に県が導入を検討する独自の優先枠については、「感染リスクが高いエッセンシャルワーカーにワクチン接種を進めることが感染者を減少させ医療体制の確保になる」と述べ、早期の接種開始に意欲を示した。

また、「現役世代に感染が拡大している」との憂慮から、幅広い世代を対象に接種を急ぐべきだとの認識を示した。

優先枠への接種は県央地域に計画する県営大規模接種会場を使用する方向で調整されている。山本知事は課題として、予約受け付けの工夫や市町村との調整などを挙げた。会場の選定は「最終調整に入っている」という。

5月27日に面会した河野太郎ワクチン担当相からは「(接種順位について)自治体の裁量で柔軟に対応してもらっていい」との回答があったと明らかにした。