山の日・海の日いつ?五輪延期で移動、カレンダーに注意

東京五輪の開催延期に伴い今年も3つの祝日が移動しており、注意が必要だ。「海の日」が本来の3日後になり、「山の日」は反対に3日前倒し。「スポーツの日」は3カ月近く先取りする。だが、根拠となった改正五輪特別措置法の成立が昨年11月だったため、作業が間に合わずに移動が反映されていないカレンダーや手帳が流通している。こうした情報をもとに本来の日程でイベント開催が予定されていたケースもあり、改めて確認しておくほうがいいかもしれない。

移動しているのは、本来7月19日の「海の日」が五輪開会式前日の7月22日に▽同8月11日の「山の日」が閉会式の8月8日に▽同10月11日の「スポーツの日」が開会式当日の7月23日に-の3つ。この移動によりイベントに影響が出そうになったケースもある。

「手元にあるカレンダーをもとに祝日だと思ってイベントを組み込んでいた」と話すのは、大阪府枚方(ひらかた)市立枚方宿鍵屋(しゅくかぎや)資料館の担当者。本来「海の日」である7月19日に子供向けのイベント「夏の星空ランタン」の開催を予定していた。しかし5月中旬、祝日の移動で今年は平日になっていることに気づき、開催日を市内の小学校が夏休みに入る7月21日にずらす対応を取った。「参加者を募る前に気づけてよかった」。担当者は胸をなで下ろした。

祝日の移動は五輪開催が理由。アスリートらの移動の円滑化や都内の混雑を緩和させるためで、昨年も開会式と閉会式に合わせる形で、同じ3つの祝日を移動していた。

新型コロナウイルスの感染拡大で大会が1年延期され、今年も3つの祝日を移動することになったのだが、移動の根拠となる五輪特別措置法の改正法が参院本会議で成立したのが昨年11月になったことが、混乱を生んだ。

全国カレンダー出版協同組合連合会(東京)によると、1月始まりのカレンダーや手帳の場合、業者は一般的に約1年前から印刷作業を始める。このため、改正法が成立した昨年11月時点ではカレンダーや手帳の修正が間に合わず、祝日の移動が反映されていない令和3年分のカレンダーなどが多数流通することになったという。

一方、4月始まりのカレンダーや手帳の場合は、祝日の移動が反映されているものが多いといい、同会の担当者は「7月になって初めて(祝日の移動に)気づく方もいると思う。十分注意して」としている。

(石橋明日佳)