徴用工像のモデルは「日本人」 韓国裁判所が「真実相当性」認定 - 産経ニュース

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徴用工像のモデルは「日本人」 韓国裁判所が「真実相当性」認定

徴用工を象徴する像として韓国・大田に設置された彫刻作品=2019年8月(聯合=共同)
徴用工を象徴する像として韓国・大田に設置された彫刻作品=2019年8月(聯合=共同)

【ソウル=時吉達也】韓国中部・大田(テジョン)市の市庁舎前の公園に不法設置された、いわゆる徴用工の像をめぐり、「韓国人徴用工ではなく日本人をモデルに制作された」とする主張について韓国の裁判所が「真実相当性がある」と認定したことが分かった。韓国メディアが2日までに報じた。

像を制作した彫刻家夫妻は2019年11月、「日本人をモデルに像を作ったのは歴史の歪曲だ」と訴えていた元大田市議を相手取り、名誉を毀損されたとし損害賠償請求訴訟を起こした。議政府(ウィジョンプ)地裁高陽(コヤン)支部は5月28日の判決で、彫刻家側の請求を棄却した。

像は痩せてあばら骨が浮き出た男性が、つるはしを手に持ったもの。19年、無関係の日本人の写真が「徴用工」として韓国の小学校教科書(国定)に誤掲載されたことが発覚した際、この像も同じ写真を基にしているとの指摘が上がった。

判決は、写真の人物と像の特徴が似ていることなどから、日本人がモデルだと元市議が信じる「相当の理由があった」と指摘。彫刻家側については「モデルは日本人でないと十分に証明できなかった」とした。

釜山の日本総領事館前などに設置された他の徴用工像も同じ写真を基にしたとの見方が多い。敗訴した彫刻家夫妻はソウルの日本大使館前などに置かれた慰安婦像の制作者でもある。

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