森トラスト、都内のオフィスビルで搬送ロボ実証実験

ビル内を走行してきた配送用ロボットから荷物を取り出す=東京都港区の城山トラストタワー(松村信仁撮影)
ビル内を走行してきた配送用ロボットから荷物を取り出す=東京都港区の城山トラストタワー(松村信仁撮影)

森トラスト(東京都港区)は2日、オフィスビル「城山トラストタワー」(同区)で、アーム型ロボットと搬送ロボットを活用したビル内での荷物集配の実証実験を始めた。1カ月間にわたって使い勝手などを調べ、他のビルでの導入に向けて検討を進める。

実験に使われるロボットは、ロボットベンチャーのQBIT(キュービット)ロボティクス(東京都中野区)が開発。ビル内のテナント4社と西濃運輸、佐川急便が実験に協力した。

実験では、荷さばき場の自動倉庫からアーム型ロボが荷物を取り出して、搬送ロボに積み、搬送ロボがテナントへ届けたり、また搬送ロボがテナントから荷物を集めて荷さばき場に運び込んだりした。また荷物に付いた伝票を手掛かりに、集配の状況を宅配業者の作業員がパソコンなどで確認できる。

新型コロナウイルスの感染拡大で非接触へのニーズが強まる中、森トラストの担当者は「多くのテナントが実験に関心を寄せてくれた」と話す。一方で物流業界も輸送する荷物の量が増加を続ける中、作業員の負担軽減も図れそうだ。