りそなHDの南社長 中小・個人の気候変動の取り組みに10兆円投融資

インタビューに応じるりそなホールディングスの南昌宏社長(米沢文撮影)
インタビューに応じるりそなホールディングスの南昌宏社長(米沢文撮影)

りそなホールディングス(HD)の南昌宏社長(55)は2日までに、産経新聞のインタビューに応じ、中堅・中小企業と個人の顧客向けに、気候変動や社会課題の解決に向けた取り組みの支援に力を入れる方針を示した。令和12年度までに、関連分野で累計10兆円の投融資を目指す。足元の同様の投融資額年間約6000億円から大幅に引き上げる。

りそなHDが抱える50万社の法人顧客のビジネス構造転換や、1600万人の個人顧客の行動変容を投融資やコンサルティングによって促すことで、日本の産業構造の転換や国際競争力の強化に貢献する狙い。

たとえば脱炭素化に向け、生産設備の更新を検討する企業に対し、必要な資金を貸し付けたり、設備の納入元を紹介する。個人向けには、グループの資産運用会社が運用する脱炭素化などをテーマにした投資信託の販売などを検討する。

南社長は「日本の産業構造の土台を支えている中堅・中小などの顧客が時代の変化に適合できるように支援していくことには、大きな社会的意義がある」と説明した。