茨城空港の国際線利用者ゼロ、開港以来初 コロナ影響受け旅客数激減 - 産経ニュース

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茨城空港の国際線利用者ゼロ、開港以来初 コロナ影響受け旅客数激減

茨城空港(小美玉市)の令和2年度旅客数が前年度比73・1%減の20万8570人と激減したことが、県空港対策課のまとめで分かった。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令などで旅客需要が大幅に減少。特に国際線は国際的な人の往来制限から、利用者が平成22年3月の開港以来初のゼロとなった。

同課によると、令和2年度の旅客数は、国際線が前年度の14万723人から0人に。国内線は前年度比67・2%減の20万8570人にとどまった。開港以来の旅客数の合計は543万539人となっている。

2年度は新型コロナの影響で茨城空港は国際線が全便運休。国内線も、札幌、神戸、福岡、那覇をつなぐ定期便が昨年5、6月と今年2月に全便運休するなど大幅な減便が相次いだ。緊急事態宣言の発令などに伴う旅客需要の低迷もあり、旅客数は激減した。

現在、国内線の定期便は、札幌、神戸便が減便して運航しているが、福岡、那覇便は運休。国際線は運航再開の見通しが立たない状況だ。

県は引き続き、空港内での検温や消毒の徹底など感染症対策を講じつつ、新型コロナ収束後を見据え、航空利用を通じた県民らの利便性向上と地域経済の活性化に努めるとしている。

過去最多の旅客数を記録した元年度は、チャーター便が国内80便、海外148便と積極的に運航していた。これを踏まえ、県は新型コロナ収束後、旅客数の復旧に向けてチャーター便を増やし、最終的には定期便の増加にもつながるような取り組みを進める方針だ。(永井大輔)