失われた20年、母「返らない」 小6死亡火災・国賠訴訟

大阪地裁
大阪地裁

大阪市で平成7年に起きた小6女児焼死火災で再審無罪が確定した母親の青木恵子さん(57)が違法な捜査で逮捕、起訴され約20年にわたって身体拘束を強いられたとして、国と大阪府に計約1億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の本人尋問が2日、大阪地裁(本田能久裁判長)であった。青木さんは、失われた約20年は「返ってこない」と説明し「二度と冤罪(えんざい)者を生み出してほしくない」と訴えた。

青木さんは、焼死した長女に対する殺人罪などで18年に無期懲役が最高裁で確定し服役。27年10月、大阪高裁で再審開始が決まり、釈放された。大阪地裁は28年8月、再審無罪判決を言い渡し、その後確定した。