マレーシアで都市封鎖開始 首相「医療崩壊」と危機感

5月27日、マレーシア・クアラルンプール郊外で新型コロナウイルスの検査を受ける子ども(AP)
5月27日、マレーシア・クアラルンプール郊外で新型コロナウイルスの検査を受ける子ども(AP)

新型コロナウイルスの感染が急拡大したマレーシアは1日、全国で14日までのロックダウン(都市封鎖)に入った。厳格な規制のロックダウンは昨年3~5月以来となる。

ムヒディン首相は5月31日のテレビ演説で「ロックダウンを実施しなければ、国の医療システムが崩壊し、さらなる惨事を招く」と危機感をあらわにした。

ロックダウン期間中、社会基盤を担う医療、電力、金融などの部門は通勤者数を減らして運営する。ショッピングモールなど商業施設は閉鎖。製造業は一部を除いて操業できるが、政府の許可が必要だ。

また1世帯当たり外出できる人数を2人に限るなど、社会生活も抑制する。

政府は2週間で感染を抑え込めれば、操業規制を緩めた「第2段階」を4週間続ける方針だ。

政府によると、ロックダウンをしなければ、2週間後に1日当たりの新規感染者数が約2倍の1万3千人程度になる恐れがある。新型コロナ患者用の集中治療室(ICU)に限れば病床使用率は100%を超えている。(共同)