大坂選手の欠場と鬱の告白、米欧メディアも相次ぎ報道

【ニューヨーク=平田雄介、ロンドン=板東和正】女子テニスの大坂なおみ選手(23)=日清食品=の全仏オープン欠場や鬱(うつ)の告白を、米欧メディアは1日までに相次ぎ報じた。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は記者会見の出席の是非をめぐる大会側との対立が「劇的な展開」をみせたと評し、四大大会のような大規模なゲームでの「身体的な負傷によらないトップスター選手の欠場は初めて」と伝えた。

米スポーツ専門局ESPN(電子版)は、四大大会シングルスで18回優勝のマルチナ・ナブラチロワさん(米国)による「とても悲しい。大坂選手は状況を改善しようとしたのだろうが悪くなってしまった」とのツイートを紹介した。

英紙インディペンデント(電子版)は1日、鬱を告白した大坂選手について、「世界ナンバーワン・プレーヤーとして活躍してきた」とした上で「シャイで脚光を浴びることを好まず、記者の前で話したがらない」と分析した。

さらに「メディアに話すことが(大坂選手にとって)不安の引き金になっていた」との見解も示した。

英紙ガーディアン(電子版)は「アスリートにとってメディアと向き合うことは仕事の一部と主張する意見がある」としながらも、選手らからゴシップなどを引き出そうとする最近の記者会見について「もはや意味のある交流ではない」と指摘した。記者会見をボイコットした大坂選手に一定の理解を示した形だ。