北海道漁船拿捕「早期解放を」 稚内市長らロシア総領事に要請

早期解放を求める工藤広稚内市長(左から2人目)と古村龍次水産局長(左)=1日午前11時50分ごろ、北海道庁(坂本隆浩撮影)
早期解放を求める工藤広稚内市長(左から2人目)と古村龍次水産局長(左)=1日午前11時50分ごろ、北海道庁(坂本隆浩撮影)

北海道稚内市沖のオホーツク海で5月28日、稚内機船漁業協同組合所属の底引き網漁船「第172栄宝丸」(160トン、14人乗り)がロシア国境警備局に拿捕(だほ)されたことを受け、同組合の風無成一組合長や工藤広稚内市長らが1日午前、在札幌ロシア連邦総領事館を訪れ、早期解放を求める要請を行った。

要請には北海道の古村龍次水産局長も同席。早期解放を求めたが、領事館側からは「解放の見込みや操作の状況などに関する情報は持ち合わせていない。今回の内容は本国に伝える」と回答があったという。

要請終了後、北海道庁で記者会見に応じた工藤市長は「関係各所からの情報を通じて全員無事だということは確認している。1日も早く解放するようお願いしたいと伝えた」などと述べた。

また、乗組員のうち70代男性は持病の薬の服用が必要といい、「手元に届いているかどうかは分からないが、さまざまな手立てを講じている。食料も2日は大丈夫と聞いているが、さまざまなチャンネルを使って何とか届くようにしたい」と話した。