菅原一秀前経済産業相、議員辞職へ 「お詫び申し上げる」

菅原一秀氏=2020年6月16日、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)
菅原一秀氏=2020年6月16日、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)

選挙区内での行事で有権者に「会費」などの名目で現金を提供した疑いがあるとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反(寄付行為)罪で今月初めに略式起訴する方針を固めた自民党の菅原一秀前経済産業相=衆院東京9区=が1日、党本部に離党届を、衆院に議員辞職願をそれぞれ提出した。辞職は3日の衆院本会議で許可される見通し。衆院議員の任期満了は10月21日で、補選は行われない。

菅原氏は1日、党幹部に電話で「ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありません」と陳謝。報道機関向けに「お詫(わ)び申し上げる」との談話を発表した。7月4日投開票の東京都議選や次期衆院選を控える中、菅義偉内閣は新型コロナウイルス対策などが批判されて支持率が低迷しており、政権運営に痛手となりそうだ。

菅原氏は東京都練馬区議、都議などを経て平成15年衆院選で初当選し、現在6期目。菅首相を「政治の師」と仰ぎ、令和元年9月に安倍晋三前政権の経産相として初入閣したが、秘書が有権者に香典などを渡した問題で辞任。特捜部は不起訴(起訴猶予)としたが、その後の再捜査で別の現金提供の疑いが浮上した。