集団接種 研修医の派遣始まる 奈良県 - 産経ニュース

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集団接種 研修医の派遣始まる 奈良県

接種前の問診を担当する研修医=奈良市役所
接種前の問診を担当する研修医=奈良市役所

高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種を加速させるため、奈良県内で1日、研修医を接種会場へ派遣する取り組みが始まった。7月末までの接種完了を目指し、ワクチンの打ち手不足を解消するためで、県内の研修医約200人が奈良市や橿原市など県内16市町に派遣される予定。

この日、75歳以上の高齢者を対象とした集団接種が行われた奈良市役所の会場には、県総合医療センターの研修医4人と指導医1人が派遣された。

研修医が担当したのは、接種前に体調などを確認する問診。会場には4つのブースが設けられ、4人はそれぞれ、訪れた高齢者に「体調は大丈夫ですか」「予防接種で今まで気持ち悪くなったことはありますか」などと声をかけていた。

接種会場を訪れた高齢者は計約900人。派遣された研修医の松山亨さん(27)は、「(接種のための)人材が足りていない中、力になることができればと参加した。国民の健康を守る役に立てれば」と話した。

 研修医が派遣された奈良市の集団接種会場
研修医が派遣された奈良市の集団接種会場

県は研修医と指導医の5人前後を1チームとし、集団接種会場などに派遣していく。今後、平群町や斑鳩町など県内の市町に順次派遣し、問診や接種を担ってもらう。7月末までの2カ月間で計約230チームを派遣する予定だという。

奈良市には7月末までに延べ約170人の研修医が派遣される予定。同市健康医療部の小橋勇次長は、「7月末までに高齢者の接種を完了するには、医師や看護師の確保が大きな課題だった。非常にありがたい」と述べた。

県医療政策局の鶴田真也局長は、「研修医が意欲を持って取り組んでいるのを見て、非常に心強く思う。7月末までに高齢者が2回接種できるよう、県としてもしっかり取り組む」と話した。