政府は1日、環太平洋連携協定(TPP)に関する主要閣僚会議を開いた。英国による加入申請を巡り協議する2日のオンライン形式でのTPP委員会を前に、日本としての対応について議論した。
日本は今年のTPP委員会の議長国を務める。2日の委員会では、英国の加入手続きの開始について可否を決める見通し。加藤勝信官房長官は閣僚会議で「英国が高水準な協定内容を満たせるか見極めつつ、交渉開始までの過程を円滑に進められるよう取り組んできた」と話した。
英国は2月、TPPへの加入を申し入れた。発足時の参加国11カ国以外の加入申請は初めて。日本政府はこれまで、英国の加入を歓迎する考えを表明している。