公明、1年ぶり憲法調査会 「オンライン国会」など議論

公明党は1日、約1年ぶりに党憲法調査会の会合を国会内で開いた。東京大学大学院の宍戸常寿教授を講師に迎え、緊急事態における国会機能の維持などについて議論した。北側一雄憲法調査会長は会合後、記者団に対し、国会議員が実際に出席しなくても開ける「オンライン国会」の必要性を指摘した上で「党内的にも一定の見解を作っていかなければならない」と述べ、議論を深めていく考えを示した。

憲法は国会の本会議に関し「総議員の3分の1以上の出席がなければ議事を開き議決することができない」と定める。これに対し宍戸氏は「議場への物理的な出席に限定されていないと解釈できる」との考えを説明した。

北側氏は個人的見解として「新型コロナウイルスに限らず災害や女性の出産、病気などの場合でも投票権を行使することは重要だ。本会議場に座っていなければいけないということはないと思う」と述べ、オンライン国会に前向きな姿勢を示した。出席した議員からは、憲法や国会法との関係などについて具体的に議論を開始すべきだとの意見が出た。

この日の会合では、デジタル技術の急速な進展に伴う人権の保障などについても議論した。公明党は次期衆院選の公約に盛り込むことも視野に、党内での憲法議論を進める方向だ。