産経抄

5月31日

いやいやNHKの受信料を払っているので、実在の人物をモデルにしたドラマであり得ないエピソードを盛られると腹も立つし、憲法記念日の「護憲推し」報道には毎年うんざりもする。でも、ごくまれだが、受信料を払うに値する番組もある。

▼先週終わった「今ここにある危機とぼくの好感度について」という人を食ったタイトルの連続ドラマは、近年にない傑作だった。何しろ、昨年からのコロナ禍で、テレワーク中にテレビドラマを片っ端から見たので自信をもってお勧めする。

▼松坂桃李演じる主人公の大学広報マンは、決して意味のあることは言わず、好感度だけで生きてきた元アナウンサー。大学で起きる様々な不祥事に振り回され、不正を追及する学生に「負け組は負けるしかないし、少数派は多数派の犠牲になるしかないんだよ。だから好感度なの!」と切れる情けない男を好演している。映画「新聞記者」のエリート官僚役よりよほどいい。

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