イスラエル政権交代も 野党、連立協議で前進

30日、エルサレムにあるイスラエル議会で演説するネタニヤフ首相(UPI=共同)
30日、エルサレムにあるイスラエル議会で演説するネタニヤフ首相(UPI=共同)

政治混乱が続くイスラエルで、右派野党「ヤミナ」は30日、3月の総選挙を受けて中道野党「イェシュアティド」のラピド元財務相が樹立を目指す連立政権に加わる方針を発表した。野党側の連立協議が前進、国会で多数派となる公算が大きくなり、通算15年間首相を務めるネタニヤフ氏が退陣する可能性が出てきた。

ただ、野党各党は「反ネタニヤフ首相」で結束するものの、政策の違いが大きい。ネタニヤフ氏はラピド氏の組閣期限の6月2日までに野党の切り崩しを狙っており、政権交代の成否は予断を許さない。

ヤミナを率いるベネット元国防相は「(ラピド氏と共に)国家を混乱から救える」と演説した。地元メディアによると、ラピド氏はベネット氏と交互に首相を務める譲歩案を示し、第5党のヤミナを引き入れることに成功した。

2019年4月以降、4回目となった総選挙では、ネタニヤフ氏の右派与党「リクード」が第1党を維持し、まず連立協議を進めたが、ネタニヤフ氏の汚職疑惑への反発も大きく、まとまらなかった。(共同)