大阪「災害レベル」新設 第5波警戒、病床上積み - 産経ニュース

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大阪「災害レベル」新設 第5波警戒、病床上積み

大阪府の吉村洋文知事は31日、新型コロナウイルスの患者数に応じた病床確保計画を見直す考えを明らかにした。変異株の拡大に伴う「第4波」以上の猛威をふるう「第5波」到来を警戒し、感染の段階に応じて病床数を増減させる計画に、一般医療を制限する可能性がある「災害医療レベル」を新設。重症病床については、一定の対応力がある軽症・中等症向け病院の協力を得て、計画上の最大確保病床数を現行の224床から上積みする方針だ。

府は3月中旬、医療機関との合意に基づき最大確保病床数を224床とし、5段階の計画を策定。だが、第4波で重症者が急増し、4月13日に入院中の重症者は233人に達した。

府は4月以降、一定規模の病院の軽症・中等症病床を重症者向けに転用したほか、一般の手術や入院を延期して計画外の重症病床を上積みするよう医療機関に要請。最大365床を確保したが、重症者は一時400人を超過し、現在も一部は軽症・中等症病床での治療継続を強いられている。

府の要請に法的強制力はなく、吉村氏は府庁で記者団に「有事の制度がないことに問題がある。緊急時に協力する義務が生じるルールを構築すべきだ」と強調。府単独で強制力を持たせることはできないが、有事体制として医療機関との合意を取り付けておくことで、スムーズな病床確保を進める狙いがある。

吉村氏は「災害医療の観点から、一時的に通常医療を制限してでも確保病床を積み上げたい。医療機関と丁寧に議論し、第5波に備えて、より強固な病床体制を構築する」と述べた。