ワクチン接種 救命士・検査技師も容認 薬剤師は経過観察など担当 - 産経ニュース

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ワクチン接種 救命士・検査技師も容認 薬剤師は経過観察など担当

ワクチンの打ち手に関して議論する厚労省の有識者検討会=31日午後、厚労省
ワクチンの打ち手に関して議論する厚労省の有識者検討会=31日午後、厚労省

新型コロナウイルスのワクチン接種の打ち手不足をめぐり、厚生労働省の有識者検討会は31日、救急救命士や臨床検査技師を打ち手として認めることとした。すでに歯科医師に対し、医師がいる集団接種会場に限ることや必要な研修を受けることなどを条件に容認しており、同様の条件で問題ないと判断した。

打ち手の検討対象だった薬剤師には本来業務の範囲で注射器へのワクチンの充塡(じゅうてん)作業や医師が行う予診のサポート、接種後の経過観察を担ってもらう。日常的に副反応の初期対応に当たっている診療放射線技師、臨床工学技士にも経過観察などへの協力を求める。

ワクチン接種は本来、医師法の規定で医師や看護師らに限られている。一方、救急救命士は救急救命処置として薬剤投与の注射が認められているほか、臨床検査技師は血液検査のための採血を行っており、政府は両職種に対し、日常業務に支障のない範囲で協力を求める考えを示していた。

救急救命士の免許取得者は約6万4千人。臨床検査技師は約20万人の免許取得者のうち約6万6千人が医療機関で勤務している。自治体は医師や看護師の確保が困難な場合、関係団体などに協力を要請できる。会場で接種する人に同意を得ることも必要になる。

打ち手不足をめぐっては高齢者接種の「7月末」完了の政府目標に対し、5月21日時点で125自治体が「8月以降」と回答し、打ち手確保が困難なことなどを理由に挙げている。