【書評】『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』西山圭太著、冨山和彦解説 - 産経ニュース

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書評

『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』西山圭太著、冨山和彦解説

デジタル技術で組織やビジネスモデルを変革するDX(デジタル・トランスフォーメーション)。産業構造が根底から変わる時代に求められる論理と思考法を、事業再編を手掛けてきた著者が説く。

企業や個人がデータを介して「つながる」時代。経営陣に必要なのは、個別製品やサービスの錬磨よりも、多くの課題を一挙に解決できる仕組みを探る〈抽象化〉〈標準化〉の思想だという。創業時のレンタルDVD郵送サービスを捨て、一大動画配信企業になったネットフリックスの成功をはじめ具体例も豊富。デジタルの歴史を概観した硬派な人文書のような趣もある。(文芸春秋・1650円)