病床使用率50%の「ステージ4」、宣言前後で2倍に 大都市圏から地方へ、20道府県に(1/2ページ) - 産経ニュース

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病床使用率50%の「ステージ4」、宣言前後で2倍に 大都市圏から地方へ、20道府県に

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、20道府県で病床の使用率がステージ4(爆発的感染拡大)相当の50%以上となり、緊急事態宣言が発令される直前の10府県から倍増していることが、厚生労働省が28日に公表したデータで分かった。大都市圏以外の増加が目立ち、医療の逼迫(ひっぱく)が地方で顕在化している現状が浮かび上がる。

28日公表時点で病床使用率がステージ4相当なのは、関西圏や沖縄、福岡、山口、岐阜など20道府県。政府が東京や大阪など4都府県に対し、3度目の緊急事態宣言を発令した4月25日の2日前にあたる4月23日公表時点では、ステージ4相当は10府県だった。

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宣言対象地域の大阪では、発令以降も約1カ月にわたって病床使用率が80%前後の水準で高止まりしていた。大阪府の基準では重症患者用病床の使用率が90%を超えるなど、治療が必要な患者が受けられない「医療崩壊」と指摘されていたが、5月下旬になってようやく減少傾向が見られ、28日時点では66・5%になっている。

一方で、福島や群馬、鹿児島など大都市圏から離れた地方で病床使用率がステージ4相当となるケースが増加。大都市圏に比べ病床が少ないことから、感染者数の伸びはわずかでも、余裕がなくなり、影響が大きかったとみられる。

今回ステージ4相当となった20道府県の病床使用率は前週と比べるとおおむね低下している。一方、病床使用率が20%以上のステージ3相当は24都県で、宣言発令前(24都道県)と自治体数では横ばいになっている。前週比では使用率が上昇している県も少なくない。少しでも感染が再拡大した場合、特に地方では医療の逼迫が深刻化する恐れがある。