安全委、貨物船乗組員を聴取 沈没事故

愛媛県今治市沖の来島(くるしま)海峡付近でケミカル船と衝突した日本の貨物船が沈没し、船長ら3人が行方不明になった事故で、運輸安全委員会は29日、原因を究明するため貨物船「白虎」の乗組員数人から事故当時の状況を聴いた。海上保安庁は同日、特殊救難隊員らを潜らせて貨物船の機関室付近を中心に捜索したが、3人を発見できなかった。

安全委は30日午前には沖合に停泊中のケミカル船「ULSAN PIONEER(ウルサン パイオニア)」内で調査する。船長への聴取も検討している。

貨物船は船底が上になっており、機関室への経路も入り組んでいるため、海保の捜索は難航した。今治海上保安部は業務上過失往来危険などの容疑を視野に両船舶の関係者から事情を聴いており、今後は破損状況も調べる。

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