愛媛沖事故 衝撃で曲がった船首、折れかけたマスト

船首が激しく破損したマーシャル諸島船籍のケミカル船「ウルサン パイオニア」=28日午前9時56分、愛媛県今治市沖の来島海峡(本社ヘリから、恵守乾撮影)
船首が激しく破損したマーシャル諸島船籍のケミカル船「ウルサン パイオニア」=28日午前9時56分、愛媛県今治市沖の来島海峡(本社ヘリから、恵守乾撮影)

愛媛県今治市沖で27日深夜に貨物船「白虎(びゃっこ)」と衝突したマーシャル諸島船籍のケミカル船「ULSAN PIONEER(ウルサン パイオニア)」は28日午前も現場近くに停泊。船首部分が衝撃で折れ曲がり、甲板の白いマストは大きく傾いて折れかけていた。

周辺には衝突時にはがれたとみられるケミカル船の鋼板らしきものが浮き、海上保安庁の巡視艇が行方不明者を捜すようにゆっくり航行。海保のヘリコプターが時々周囲を飛行していた。一方、白虎は沈み、海上から完全に姿を消していた。

貨物船を運航するプリンス海運(神戸市中央区)には早朝から担当者が詰め、あわただしく電話をして情報収集に当たった。取材に「今は何も分からない。船員の無事を祈っています」と憔悴(しょうすい)した様子で話した。

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