皇室ウイークリー

(694)陛下、恒例のお田植え臨まれる 皇后さまは「給桑」で皇居ご訪問

皇居内の生物学研究所脇にある水田で田植えをされる天皇陛下=26日午前(宮内庁提供)
皇居内の生物学研究所脇にある水田で田植えをされる天皇陛下=26日午前(宮内庁提供)

天皇陛下は24日、皇居・宮殿で、韓国とケニアの新任駐日大使の信任状捧呈式に臨まれた。陛下は27日にもトルコとアフガニスタンの新任駐日大使の信任状捧呈式に臨むため、皇居に足を運ばれた。

陛下は26日、皇居内の生物学研究所脇にある水田で田植えをされた。陛下が植えられたのは、4月6日に種もみをまいて育てたうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」の苗計20株。陛下は水色のシャツに紺色のズボン、長靴姿で水田に入り、30~35センチほどに育った苗を1株ずつ丁寧に植えられた。

宮内庁によると、陛下は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での農業従事者の苦労を案じるとともに、秋の収穫に向けて大きな災害が起こらないよう願われているという。

皇后さまは25日、皇居内の紅葉山御養蚕所を訪れ、蚕に桑の葉を与える「給桑(きゅうそう)」に臨まれた。

マスク姿の皇后さまはこの日、養蚕を手伝う担当者とにこやかに言葉を交わしながら、5、6センチほどの大きさに育った日本純産種の蚕「小石丸」の上に、枝付きの桑の葉を与えられた。担当者によると、皇后さまは蚕の成育状況や、繭を作る時期などについて尋ねられたという。

 蚕に桑の葉を与える「給桑」の作業をされる皇后さま=25日午後、皇居・紅葉山御養蚕所(宮内庁提供)
蚕に桑の葉を与える「給桑」の作業をされる皇后さま=25日午後、皇居・紅葉山御養蚕所(宮内庁提供)

紅葉山御養蚕所での養蚕は昨年に引き続き感染拡大防止のため、担当者の人数を減らして続けられている。皇后さまは、コロナ禍で作業に当たる担当者をねぎらわれた。

秋篠宮ご夫妻と長女、眞子さま、次女、佳子さまは25日、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸(東京都港区)で、新型コロナの流行状況や、データ分析に基づく今後の見通しなどについて、京都大大学院医学研究科の西浦博教授からオンラインで説明を受けられた。

宮内庁によると、新型コロナをめぐり、4方が西浦教授から話を聞かれるのは初めて。1時間20分ほどにわたり、熱心に耳を傾けられたという。

秋篠宮さまは27日、宮邸で、日本植物園協会の第56回大会をオンラインで視聴された。開会式にビデオメッセージを寄せ、コロナ禍の植物園が、「オンラインによる情報提供や地元の学校との交流促進など、新たな取り組みを行い、植物の魅力や植物園の意義の再認識につなげている」とご指摘。大会の開催地となった名古屋市の植物園について、「私自身も見学することを楽しみにしておりましたが、今回は叶いません。コロナ禍が収束した折には、是非とも再訪したく思っております」と述べられた。