27日午後8時半ごろ、山陽新幹線広島駅で女がホームから線路に飛び降りた。駅員が気付いて非常停止ボタンを押したが、列車はホームに進入し、女の体の上を通過した。その後、駅員が故意に線路内に立ち入ったと判断して女を取り押さえ、広島南署が新幹線特例法違反の疑いで現行犯逮捕した。
女は、広島市中区南竹屋町、会社員山崎美也容疑者(57)で、「間違いありません」と容疑を認めている。けがはなかった。
広島南署とJR西日本によると、山崎容疑者は当初、救助した駅員に「めまいがした」と説明していた。ホームには転落防止用の柵は設置されていなかった。
JR西によると、新大阪―博多間の上下16本で最大42分遅れ、約900人に影響が出た。