運輸安全委、衝突原因の調査開始 北海道紋別の漁船転覆

報道陣の取材に応じる運輸安全委の船舶事故調査官=28日午前、北海道紋別市
報道陣の取材に応じる運輸安全委の船舶事故調査官=28日午前、北海道紋別市

北海道紋別市沖で、紋別漁協所属の毛ガニ漁船「第8北幸丸」(9・7トン)とロシア船「AMUR」(アムール、662トン)が衝突、第8北幸丸が転覆し乗組員3人が死亡した事故で、運輸安全委員会函館事務所が派遣した船舶事故調査官が28日、衝突原因の調査を始めた。

午前9時ごろ、紋別海上保安部を訪れた八田一郎調査官は報道陣に「なぜ事故が起きたのか、どうすれば防げたのかという視点で、双方の関係者から話を聞き、調査していきたい」と話した。アムールの船体を確認するほか、乗組員から衝突当時の状況について説明を受ける方針。紋別海上保安部は27日、紋別港にえい航され、陸上に引き上げられた第8北幸丸を実況見分した。双方の船長からも事情を聴き、業務上過失往来妨害容疑を視野に、衝突の経緯を捜査している。

事故は26日午前6時ごろ、紋別港の北東沖約23キロのオホーツク海で発生。第8北幸丸の乗組員5人のうち機関長ら3人が亡くなった。第8北幸丸の船長らによると、当時は霧で視界が悪かった。

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