日本海海戦から116年 戦没者の冥福祈る 福津市の東郷神社で春季例祭 - 産経ニュース

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日本海海戦から116年 戦没者の冥福祈る 福津市の東郷神社で春季例祭

日本海海戦の戦没者の冥福を祈った東郷神社の春季例祭=福岡県福津市
日本海海戦の戦没者の冥福を祈った東郷神社の春季例祭=福岡県福津市

日露戦争の勝利を決定づけた明治38年の日本海海戦から116年を迎えた27日、戦場となった海域などを見晴らす福岡県福津市の東郷神社で、戦没者を悼む「第87回春季例祭」が執り行われた。

同神社は、ロシアのバルチック艦隊を迎え撃った連合艦隊の司令長官、東郷平八郎元帥が祭られており、昭和10年に、地元出身の獣医、安部正弘さんの提唱により玄界灘を一望できる大峰山上に創建された。

 東郷公園の軍艦型記念碑の〝砲塔〟は古戦場に向いている
東郷公園の軍艦型記念碑の〝砲塔〟は古戦場に向いている

春季例祭は、海戦の戦端が開かれた5月27日に日本とロシアの戦没者を悼むため毎年行われている。同神社の川野萬里子宮司が祝詞を奏上し、参列者の代表らが玉串を捧げた。

神事の後、同神社崇敬会の塚田征二会長は「日本海海戦の勝利は日露戦争の帰趨(きすう)を決し、世界の人々は驚嘆、東郷元帥の名は世界にとどろいた。116年を経た今の日本は内憂外患の危機にあるが、国会ではこういうことを真剣に討議してほしい」とあいさつ。

同神社創建80周年特別顧問の松尾新吾氏は「この行事を機に、あらためて日本人の心構えと今後の行く先に思いをはせ、正しい日本の進む道を見極めるべく力を合わせていきたい」と語った。

また、福岡市東区の筥崎宮で恒例となっている「日本海海戦記念大会」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で洋上追悼式などは中止となり、神職らだけで記念大祭を営んだ。