日EU首脳、「台湾海峡の平和と安定」明記し中国牽制

27日、テレビ会議方式で首脳協議を行う菅義偉首相(左)と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長(AP)
27日、テレビ会議方式で首脳協議を行う菅義偉首相(左)と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長(AP)

菅義偉首相は27日、欧州連合(EU)のミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長とテレビ会議方式で首脳協議を行い、共同声明をまとめた。声明では中国に関して「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記。日米首脳が4月に発表した共同声明などと同じ表現で中国を牽制(けんせい)した。

協議では香港情勢や新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権状況について「深刻な懸念」を共有。南シナ海や東シナ海での一方的な現状変更の試みに強く反対する考えも改めて共有した。

新型コロナウイルス対策でも意見交換した。菅首相は欧州から日本へのワクチン輸出がすべて承認されていることに謝意を表明し、引き続き円滑な対応を要請して理解を得た。東京五輪・パラリンピックに関し、EU側は「開催を楽しみにしている」と表明した。