海保が転覆漁船を実況見分 事故調査官派遣も、北海道

紋別港にえい航した第8北幸丸(左下)を実況見分する海上保安庁の職員ら=27日午前、北海道紋別市
紋別港にえい航した第8北幸丸(左下)を実況見分する海上保安庁の職員ら=27日午前、北海道紋別市

北海道紋別市沖で、紋別漁協所属の毛ガニ漁船、第8北幸丸(9・7トン)とロシア船AMUR(アムール、662トン)が衝突、第8北幸丸が転覆し乗組員3人が死亡した事故で、紋別海上保安部は27日、紋別港にえい航した船体を実況見分した。運輸安全委員会函館事務所は同日、船舶事故調査官1人を派遣。

午前9時20分ごろ、黒とオレンジのドライスーツを着た海保の潜水士4人は、港に係留された第8北幸丸の破損状況などを確認するため潜水した。海保は業務上過失致死傷や業務上過失往来妨害容疑を視野に、双方の乗組員から事情を聴くなど衝突原因の捜査を本格化。3人の死因も調べる。

第8北幸丸側は海保に「当時は操業中で、海中にロープを張って動けない状態だった。ロシア船が衝突してきた」と説明。ロシア連邦捜査委員会は「日本の漁船は霧で視界が悪い中、信号を出していなかった」とし、「ロシア船員の行動を調査し、法に従い結論を出す」との声明を出した。

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