「奈良のシカ」おので襲い死なせた男に有罪判決

人影もまばらな奈良公園=5月10日午前、奈良市(寺口純平撮影)
人影もまばらな奈良公園=5月10日午前、奈良市(寺口純平撮影)

国の天然記念物「奈良のシカ」を刃物で襲って死なせたなどとして、文化財保護法違反罪などに問われた三重県松阪市のとび職、吉井勇人被告(23)の判決公判が26日、奈良地裁で開かれ、石川理紗裁判官は懲役10月、保護観察付きの執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。

石川裁判官は判決理由で、犯行について「動物の生命を軽視し、残忍で悪質」と非難。一方で、反省しており、更生に向けた周囲の支援もあるとして保護観察付きの執行猶予を選択した。

判決によると、吉井被告は2月7日午前2時ごろ、奈良市の奈良公園で、おののようなもので奈良のシカ1頭の頭をたたき、死なせた。

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