浪速風

アフターミーの心得

大阪市の都島スポーツセンターで始まった新型コロナウイルスワクチンの集団接種。中央右の仕切られた場所で医師がワクチンを接種した。手前右は接種を終えた高齢者=24日(沢野貴信撮影)
大阪市の都島スポーツセンターで始まった新型コロナウイルスワクチンの集団接種。中央右の仕切られた場所で医師がワクチンを接種した。手前右は接種を終えた高齢者=24日(沢野貴信撮影)

高齢の親を抱える友人らが嘆く。「ワクチン接種の予約電話がつながらない。1日中やってもやで」「ネットもだめだが、何の拍子か電話がつながって予約ができた。最後の最後、7月11日やて」。大半の自治体が予約を先着順にしたために、泣き笑いの悲喜劇が生まれている 

▶なぜ、地域ごとなり年齢ごとに接種日を指定し、都合が悪い場合だけ連絡させる方式にしなかったのか。それは、うちがなぜ遅いのか等の苦情を嫌ったからだろう。先着順なら公平、あとは住民の頑張り次第で。医療従事者だの危機管理者だのと言い張り、先行接種して恥じない首長の多い日本ならではの風景だ 

▶リーダーの心得として「フォローミー・アフターユー」という言葉がある。有事には先頭に立って後に続けという姿を見せ、平時にはお先にどうぞと譲る。感染安全圏に入るワクチン接種では、使命感が不可欠な首長は疑いの余地なくアフターユーだ。あなたの街は病んでいないか。