WHO総会 日本政府は台湾オブザーバー参加を全面支持 - 産経ニュース

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WHO総会 日本政府は台湾オブザーバー参加を全面支持

会見に臨む加藤勝信官房長官=24日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む加藤勝信官房長官=24日午前、首相官邸(春名中撮影)

日本政府は、台湾の世界保健機関(WHO)年次総会へのオブザーバー参加を求めてきた。新型コロナウイルス対策などをめぐって地理的な空白が生じるのは望ましくないとの考えで、引き続き欧米諸国などと歩調を合わせ、働きかけを行っていく方針だ。

「従来から台湾のオブザーバー参加を一貫して支持してきている。引き続き関係国と連携し、WHOに働きかけつつ、わが国の立場を明確に主張していく」

加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、台湾が総会に参加できていないことを受け、こう強調した。菅義偉(すが・よしひで)首相も21日の「グローバル・ヘルス・サミット」に寄せたビデオメッセージで、台湾の参加を念頭に「国際保健課題への対応は地理的空白を生じさせるべきでない」と訴えている。

政府は将来のパンデミック(世界的大流行)に対応できるよう、WHOの改革を求めると同時に、幅広い国や地域の参加に向け「排他的にならないことが大事だ」(外務省)とする。

政府は1972年の日中共同声明を踏まえ、日台関係を非政府間の実務関係として維持してきた。台湾の総会参加を求めるのはこうした方針と相反しないとの立場だが、外務省関係者は「中国は台湾の国際的な活動自体を押さえ込もうとしている」と指摘する。