同居人に暴行し死なせた男を逮捕 暴力で支配か

男性が暴行された現場アパートの一室=5月24日、大阪府豊中市緑丘(中井芳野撮影)
男性が暴行された現場アパートの一室=5月24日、大阪府豊中市緑丘(中井芳野撮影)

約2年前に同居の知人男性を日常的に暴行して死亡させたとして、大阪府警捜査1課は24日、傷害致死容疑で大阪府豊中市西緑丘の無職、藤尾明彦容疑者(63)を逮捕した。同課によると、「(男性が)噓をつくなどしたので暴行がエスカレートした。なぜ死んだかは分からない」と容疑を一部否認している。藤尾容疑者は男性の資産や年金を管理しており、同課は暴力で藤原充司さん=当時(64)=を支配下に置いていたとみている。

逮捕容疑は平成31年1月上旬~中旬、当時住んでいた同市内の集合住宅一室で、同居していた知人の藤原さんを殴ったり、蹴ったりするなどし、同月22日に死亡させたとしている。藤尾容疑者は当時、妻と藤原さんの3人で暮らしていた。

捜査関係者によると、藤尾容疑者が同日、自ら119番。藤原さんはトイレの便座に座った状態で発見され、その場で死亡が確認された。藤尾容疑者は当初、死亡への関与を否定し、司法解剖でも死因は不詳とされたが、血液鑑定などの結果、今年3月に死因は全身打撲などによる敗血症性ショックと判明した。

藤原さんの死後、藤尾容疑者は知人4人と「藤尾軍団」と称するグループを結成。同課は今年に入り、うち一部の知人から多額の現金などを脅し取ったとして藤尾容疑者を逮捕。藤原さんの死亡にも関与したとみて捜査していた。

「伊丹」騒音で知り合う

捜査関係者によると、藤尾明彦容疑者と藤原充司さんが知り合ったのは平成28年4月ごろ。藤尾容疑者は当時、大阪(伊丹)空港周辺に住んでおり、藤原さんは民間会社で空港の騒音などへのクレームに対応する仕事に従事していた。業務のため部下と一緒に容疑者宅を訪れるうち、飲食をともにする間柄になったという。

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