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北朝鮮がミサイル発射か 海上保安庁発表

ベラルーシ、民間機を強制着陸 搭乗の反体制派拘束 欧米、一斉に非難

23日、ベラルーシの空港に強制着陸後、リトアニアの首都ビリニュスに到着した旅客機(AP=共同)
23日、ベラルーシの空港に強制着陸後、リトアニアの首都ビリニュスに到着した旅客機(AP=共同)

【モスクワ=小野田雄一】ギリシャの首都アテネからリトアニアの首都ビリニュスに向かっていたアイルランドの航空会社ライアンエアの航空機が23日、ベラルーシ上空で同国管制当局から首都ミンスクへの着陸を命じられた。着陸後、同国治安当局は搭乗していた同国の反体制派ジャーナリスト、プロタセビッチ氏を拘束した。イタル・タス通信が伝えた。

同機には乗客100人以上が搭乗していた。ベラルーシ当局は着陸を命じた理由を「機内に爆発物があるとの情報があった」と説明したが、捜索の結果、爆発物は見つからなかった。

同機はその後、離陸が認められ、ビリニュスに到着した。欧米諸国は、ベラルーシ当局がプロタセビッチ氏を拘束するために虚偽の理由で強制着陸させたとみて、批判を強めている。

タス通信などによると、プロタセビッチ氏は現在、国外に活動拠点を置き、ベラルーシのルカシェンコ政権の独裁統治を批判。ベラルーシ当局は同氏を「過激派」に指定し、行方を追っていたという。

ロイター通信によると、ブリンケン米国務長官はプロタセビッチ氏の即時釈放を求め、「乗客の生命を危険にさらすルカシェンコ政権による衝撃的な行動だ」と批判。英国のラーブ外相も「前代未聞の行動だ」としてベラルーシに責任を取らせる方針を示した。

欧州連合(EU)のミシェル大統領は「最も強い言葉で非難する。EU非公式首脳会議であす(24日)、この前代未聞の事件を協議する。ただでは済ませない」との声明を発表した。

ベラルーシではルカシェンコ大統領が6選を果たした昨年8月の大統領選をめぐり、大規模な抗議デモが発生。政権側は多数のデモ参加者を拘束したほか、野党側指導者を国外退去させたり刑事訴追したりするなど弾圧を強め、国際社会から非難を受けている。